奎星会とは

奎星とは文を司る星のことである。
文字を作ったと伝えられる蒼頡のことを書いた句の中に「奎星韻曲の勢を察し」というのがある。
文運は常に変貌する意もあり、奎星には新しいということの意も含んでいる。
昭和27年、東京都美術館において第1回展を開いて以来、本年62回奎星展を迎える。
奎星会は現在会員数1058名であり、内訳は、同人会員等324名、無鑑査会員322名、正会員412名を擁している。現代の日本の書道界において最も尖鋭的な創作活動を行っており、前衛書の旗手として書壇をリードしている。初代会長上田桑鳩の「自己に忠実であらんことを」、また第二代会長宇野雪村の「書は点と線の結合によって生まれる」を基軸として各会員の個性と創造性を重視し、新たな現代書の可能性を探り旺盛な展覧会活動を続けている。また、古典に立脚して確かな造形感覚を涵養し、現代に生きる文字性創作にも力を注いでいる。一方、奎星会は書の必需品である碑版法帖、伝来・新出土の文字資料、文房四宝(筆、墨、硯、紙)にも関心が深く、積極的に調査研究を行い、書的造詣を深めている。